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ペットの病気

呼吸器

横隔膜ヘルニア(おうかくまくへるにあ)

概要 横隔膜ヘルニアは、交通事故が原因の場合が多く、横隔膜が裂けてできたすきまから、腹腔内臓器が胸腔内に押し出されて発生する病気です。
原因 横隔膜ヘルニアは、主に交通事故などの外傷によって、横隔膜が裂けることで生じます。先天性の場合、発育障害によって、横隔膜の一部または全部が欠損していて発症します。
症状 呼吸が荒い
食欲不振
嘔吐
治療法 横隔膜ヘルニアは、ほとんどの場合、手術によって胸腔内に出てしまった臓器を腹腔内に戻し、横隔膜の裂けた箇所を縫合します。

気管虚脱(きかんきょだつ)

概要 気管虚脱は、気管が押しつぶされたように、平たく変形することで、咳や呼吸困難などの症状を引き起こす病気です。
原因 気管虚脱は、遺伝敵な要因や肥満、老化、心臓疾患などによって、気管が押しつぶされたように、平たく変形することで起こります。
症状 荒い呼吸(呼吸困難)
乾いた咳をする
チアノーゼ
治療法 症状が軽い場合は薬の投与などの内科的治療を行います。症状が重く、呼吸困難を起こしている場合は、酸素吸入や外科手術を行う場合もあります。

気管支炎(きかんしえん)

概要 気管支炎は、気管・気管支に炎症を起こし、発熱や咳などの症状を引き起こす病気です。
原因 気管支炎はウィルス、細菌などの感染が原因で主に起こります。また、刺激性のガスや化学薬品などを吸い込んだ時も気管支炎になることがあります。
症状 咳をする
鼻水を出す
くしゃみをする
発熱
元気がない
呼吸困難
チアノーゼ
治療法 抗生物質、咳止めなどの内科療法を中心に行います。細菌感染がある場合は抗生物質、アレルギーのある場合は抗アレルギー剤なども投与します。

軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)

概要 軟口蓋過長症は、生まれつき喉の手前にある軟口蓋が長すぎることによって起こります。パグ、チン、ブルドック、ボストン・テリア、ペキニーズ、シャーペイなどの短頭種に喉頭の機能異常を引きおこします。

原因 生まれつき軟口蓋が長いことで、軟口蓋がのどの入り口に垂れ下がって空気の通り道をふさいでしまいます。
症状 いびき
開口呼吸
チアノーゼ
虚脱
治療法 軟口蓋過長症の治療方法は、外科手術によって軟口蓋を短くします。

肺炎(はいえん)

概要 肺炎は、細菌やウイルスの感染などによって、肺と気管支の粘膜に炎症が起こる病気です。
原因 肺炎は、細菌やウイルス感染によって、呼吸器の病気が悪化して発生します。その他に刺激性のガスや薬品、異物吸飲、アレルギーなどが原因になることもあります。
症状 咳をする
発熱
元気がない
食欲不振
呼吸が荒い
治療法 肺炎の治療は、早期の治療が必要で、公正物質の投与による内科療法が中心になります。呼吸困難に陥っている場合は酸素を吸わせる吸入療法を行うこともあります。

肺水腫(はいすいしゅ)

概要 肺水腫は、肺の中に水がたまって起こる病気です。心臓の障害や、気管支炎、肺炎などの影響で二次的に発症する病気です。
原因 肺水腫は、心臓の障害が原因で起こる場合と、それ以外の原因で起こる場合に分けられます。
心臓が原因の場合、心臓の障害によって血液の循環のはたらきに異常が起こり、発症します。
その他の場合は、気管支炎や肺炎の合併症として発症します。
症状 咳をする
呼吸が荒い
落ち着かない動作
鼻水を出す
くしゃみをする
チアノーゼ
治療法 肺水腫の治療方法は、肺にたまった水の除去するために、利尿剤を投与します。ケースによって気管支拡張剤や強心剤などを投与するなど内科的治療を行います。また、肺水腫を引き起こす原因の病気も併せて治療します。